所長コラム マルちゃんがゆく!

■赤字体質からの脱却 [2007.12.10]

企業利益がその経営者の経営力が市場から受ける評価であり、赤字ということは企業として効率性が悪いという評価なのです。
その評価を真正面から真摯に受け止め黒字体質に変換していこうという強い意志がなければ債務超過となってしまい即効薬(代表者借入の免除や資本組入れなど)が必要となり、強い副作用(税額負担・均等割の増加など)もあるのです。
そうなる前に赤字原因をつきとめ、付加価値を上げるか固定費を下げるかの選択をしていかなければなりません。

当事務所のある関与先でもこの経営改善によってたった3年で、保証協会から相手にもされなかった会社が今では会社に銀行員が来て借りてほしいと言われるほどの会社となったケースが本当にあるのです。
代表者の強い意志が一番必要なのです


ステップ1 役員報酬の減額

役員報酬の減額により多くの赤字企業が黒字化します。
生活費の問題もあると思いますが,赤字経営をしている経営者が一番の責任があるということを重大に認識し、
他の固定費の前に自己責任から行うことによってその姿勢を従業員に示すことが会社の士気を向上させる第一歩なのです。

10%カットで6件に1件、20%カットで4件に1件、30%カットで3件に1件の赤字会社が黒字化すると言われます。



ステップ2 固定費の削減

経費科目中人件費以外の科目で、割合が高いものから検討します。
同業種と比較したり広告費など費用対効果を検討し「これはカットできる?できない?」と考えるのではなく
「月額で〇〇円カットしなければならない」という視点での強い意志が必要なのです。
家賃交渉であったり、コーヒーやお茶を個人負担にするなど様々な可能性を検討していきます。

なお経営者自ら裏紙を積極的に利用することにより従業員の経費意識を向上させ、結果として経費削減につながるケースが多くみられます。



ステップ3 人件費の削減

大手企業も過去には人件費のリストラにより回復したというケースが多くあります。
大企業は留保利益によりある程度耐えられますが、中小企業の場合にはそうもいきません。
経営者が中期長期計画を作成して従業員に説得し、場合によっては能力の高い従業員が退職してしまうこともあるかもしれません。
仕方のないことなのです。能力の高い従業員を能力の低い経営者が芽をつんでいたのです。

現状維持で倒産するよりも、再建して収益性を回復した時点でまず信じてついてきてくれた従業員の給与を最初に戻し感謝の気持ちを伝えることが大事なのです。



そして、最後に赤字決算でも借入金融機関には決算説明をしに行きましょう!
赤字の理由、黒字への戦略手法をしっかりと説明しましょう。
金融機関はそういうところから経営者を見ているのです。


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